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真珠と真珠貝の種類 真珠と真珠貝の種類

真珠は貝殻の内側に美しい輝きをもつ真珠貝のみでつくられます。世界中に何種類の真珠貝が生息しているかは未だ定かではありませんが、宝石と呼ぶにふさわしい真珠を生みだす貝は、わずか数種類です。 真珠は貝殻の内側に美しい輝きをもつ真珠貝のみでつくられます。世界中に何種類の真珠貝が生息しているかは未だ定かではありませんが、宝石と呼ぶにふさわしい真珠を生みだす貝は、わずか数種類です。

あこや真珠(アコヤ貝)・イメージ

あこや真珠(アコヤ貝)

世界の宝飾品のなかで最も一般的に知られている真珠は、アコヤ貝を母貝として養殖されています。
アコヤ貝は平安の昔から「阿古屋」と呼ばれ、白玉の出る日本特産の真珠貝として有名でした。国内においては、太平洋側では千葉県、日本海側では能登半島から沖縄にかけて、おもに波の静かな内湾に広く分布していますが、近年では一定の海域に許容量以上の貝を養殖する密殖や海洋汚染、寄生虫の発生などにより、良質な真珠貝が少なくなってしまいました。
珠はきめの細かい美しい面が特徴で、ホワイト系、ピンク系などが代表的な色目です。アコヤ貝の貝殻はモザイク工芸の材料として使われ、その貝柱もなかなかの珍味です。

南洋真珠(白蝶貝)・イメージ

南洋真珠(白蝶貝)

一般に白蝶真珠と呼ばれる10ミリ以上の大きな真珠を養殖するための母貝です。真珠貝のなかでは最も大きく殻長が30センチ以上にも成長します。
戦前は貝殻の大きさから貝細工、アクセサリー、ボタンなどの材料として利用されてきました。オーストラリア、タイ、フィリピンなどの暖かい海に生息し寿命は約15年といわれています。 真円真珠のほかにも大型の半円真珠の養殖にも利用されています。
珠はほとんどがシルバー系もしくはゴールド系で、ピンクも稀に出ます。

黒蝶真珠(黒蝶貝)・イメージ

黒蝶真珠(黒蝶貝)

黒蝶貝はいわゆる黒蝶真珠を養殖するための母貝です。
その昔、ヨーロッパや中近東の王侯貴族たちが宝玉として好んで集めたのがこの黒蝶真珠でした。黒蝶貝は赤道を中心とした熱帯の海に生息しており、日本では沖縄などで養殖されています。
珠はその名のとおり美しいブラック系です。

マベ真珠(マベ貝)・イメージ

マベ真珠(マベ貝)

半円真珠のことをすべて「マベ」と呼んでいますが、このマベ貝が半円真珠を養殖するために使われていた貝として有名であったがために出た通称でしょう。
マベ貝から生まれる真珠はやや紫がかった虹色の美しい光沢を特徴としますが、貝自体が非常にデリケートなため養殖が難しく近年ではつくる人がだんだんと少なくなってしまいました。
日本では奄美半島以南、琉球列島に生息しています。

淡水パール(池蝶貝)・イメージ

淡水パール(池蝶貝)

淡水産の真珠貝として代表的な貝といえばこの池蝶貝でしょう。日本では琵琶湖特産の貝でしたが、大正時代に行われた移植によって茨城県の霞ヶ浦にも生息するようになりました。現在の日本ではおもに琵琶湖での淡水真珠の養殖が盛んですが、中国でも養殖が進み世界に輸出されています。

コンクパール(ピンク貝)・イメージ

コンクパール(ピンク貝)

熱帯から亜熱帯にかけて生息している巻貝の一種で、この貝から採れる天然真珠はコンクパールと呼ばれ古くからヨーロッパで珍重され、愛されてきました。巻貝という特徴から核の挿入が難しくコンクパールのほとんどは天然のものですが、近年ではコンクパールの実験レベルでの養殖に成功したと報じられています。

このほか、アワビからも天然真珠が採れることは昔からよく知られていますが、
残念ながらコストや養殖技術の問題から現在では母貝として使われていません。

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